本コンテストの趣旨

本コンテストの趣旨

近年の機械学習やディープラーニングを基礎とするAI技術の進歩には目を見張るものがあります。しかし、一般の人はもちろん、特にこれらを学びたいと思っている高専生や高校生にとって、AIの技術はやってみたいけど難しいのではないか、試してみたいけど手元に適当なデータがない、また、専用の高価なパソコンが必要なのではないか、など、少し敷居が高いもの、と感じられている方が多いのではないかと思います。

そこで豊橋技術科学大学 情報・知能工学系では、今年創立50周年を迎えた株式会社ヒミカの協賛をいただき、将来の科学者・技術者を目指そうとする高専生や高校生に、手軽にAIに挑戦してもらえる機会を作ろうと考え、本コンテストを企画しました。

本学の位置する豊橋市を含む東三河地区,特に豊橋市から渥美半島にかけての地域はキャベツの一大産地として全国に知られていることもあり、課題としてキャベツの良/不良の判別を取り上げました。これは、今回の趣旨に沿う課題としては出来るだけ現実の問題を解いてもらおうと考えたためです。またこのような技術は、近年のAI技術、ロボット技術、ICT技術の進歩をベースとしたスマート農業と呼ばれる、超省力・高品質生産を実現するための取り組みの一つであり、今後ますます重要になってくるであろう技術の一つでもあります。

高専生、高校生の皆さん、プログラミングの得意な方はもちろん、この機会に機械学習や AI に触れてみたい方も奮ってご応募下さい。

令和元(2019)年7月
運営委員会